介護が必要になる前に知っておこう!公的介護保険のしくみを簡単解説

介護保険は、必要な介護や支援を受けるための社会保険制度です。

この制度は、介護が必要になった場合にサービスを受けられるように設計されており、全ての国民が加入することになっています。

介護保険の保険者

介護保険は市町村または特別区が保険者となり、保険料を徴収及び運営しています。

第1号被保険者と第2号被保険者の比較

介護保険には、第1号被保険者と第2号被保険者があり、それぞれに異なる特徴があります。

ぶり君
ぶり君

介護保険って聞くけど、第1号と第2号被保険者って何が違うの?

リリーさん
リリーさん

主に年齢や加入条件などに違いがあるわ。表で比較してみましょう。

項目第1号被保険者第2号被保険者
加入条件65歳以上40歳以上65歳未満で医療保険加入者
保険料原則、年金から天引き医療保険と一緒に徴収(労使折半)
受給要件65歳に到達後、要支援・要介護状態になった場合特定疾病により要支援・要介護状態になった場合
自己負担割合原則1割(合計所得金額により2割または3割)原則1割(合計所得金額により2割または3割)
ぶり君
ぶり君

2号被保険者はちょっと要件が厳しめなんだね。

リリーさん
リリーさん

メインである1号被保険者を支えるために、2号被保険者に保険料を負担して貰っている面が大きいわね。

要介護認定の内容

要介護認定は、申請者の身体や精神の状態を基にして、市町村の委託を受けた審査会が行います。

その結果、要支援1・2、要介護1〜5のいずれかに認定され、それに応じた介護サービスを受けることができます。

介護の程度(軽い順)

  • 要支援1:基本的に一人で生活可能で、一部に支援が必要。
  • 要支援2:基本的に一人で生活可能だが、要支援1よりサポートするべき範囲が広い。
  • 要介護1:自力での日常生活は可能だが、日常的に介助や見守りが必要。
  • 要介護2:食事、排泄等は自力で可能だが、日常生活には介助が必要。
  • 要介護3:日常生活にほぼ全面的な介助が必要。
  • 要介護4:介助なしでの日常生活及び自力での移動が困難。
  • 要介護5:介助なしでの日常生活不可能。コミュニケーションをとることが困難。
ぶり君
ぶり君

介護サービスって具体的にはどんなものがあるの?

リリーさん
リリーさん

例えば、訪問介護やデイサービス、ショートステイなどがあるわ。

必要なサービスを選び、自己負担分を支払うことでサービスを利用できるのよ。

まとめ

このように介護保険制度は、主に高齢者の生活をサポートするために必要不可欠とも言えるものです。

今後さらに高齢化が進む日本にとって、誰しもが利用する可能性があることを頭に入れて、制度への理解を深めましょう。

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